ここがポイント!
- 電子申請なら、添付書類はスマホで撮った写真をそのまま添付し、申請が可能
- Charlotteなら、退職理由ごとに必要な添付書類のガイダンス機能あり
- Charlotteなら、複数被保険者の添付書類をまとめて添付が可能
社会保険労務士法人アールワンの西嶋です。
前回(第3回)のコラムで雇用保険の喪失手続き(離職票)の紙申請と電子申請の違いについてお伝えしました。
今回のコラムでは少し踏み込んで、離職票申請時に必要となる添付書類についてお伝えします。
離職票手続きの大半が、「自己の都合によるもの」です。
ですが退職理由によっては、手続き申請時にその証明となる添付書類がたくさんあります。
今回は主な退職理由ごとの添付書類とその申請方法の2点を解説します。
1. 退職理由ごとに添付書類が異なる
離職票(交付あり)の場合、表1の書類が必須です。
※ 照合省略の承認を受けている場合、上記表内の赤字書類は添付不要となります。
電子申請の場合
◆e-Govの場合◆
上記の添付書類に加えて、添付書類の数だけ電子証明書の添付が必須です。
そのため、退職理由によっては電子証明書を2回以上添付を行うことが必要です。
電子証明書の取り扱いについて気を付けなければならないのが複数人が操作できるパソコンで保管をしてしまうことです。
電子証明書は会社印と同じ効力を持ちますので、取り扱いには厳重な注意が必要となります。
◆Charlotte(シャーロット)の場合◆
申請の都度必要な電子証明書の添付が自動で添付されます。
※ 電子証明書は一度取得いただいた後、安全に使用できるように、ログイン時のみ必要な「Charlotteキー」に変換させた上で申請を行っていただきます。
+αポイント1
退職理由ごとに必要な添付書類のガイダンスが確認できます。
「あれ、どんな書類を添付するんだっけ?」「退職理由がイレギュラー……」等、申請時にガイダンスを確認すれば、ハローワークへの問い合わせや新規労務担当者の手続き教育の手間を削減することも可能な場合があります。
Charlotte画面1
+αポイント2
私が思う最大のポイントはCharlotte独自の機能「自動添付機能」を使えば、都度、就業規則を必要なときに添付しなくても申請が可能になる点です。
非常に便利です。
2. 窓口申請と電子申請では添付書類の添付方法が異なる
電子申請の場合
添付書類はスマホで撮った写真を添付いただいても問題ありません。
例えば、母子手帳を添付したい場合、被保険者がスマホで写真を撮り、労務担当者へ送る。
労務担当者はそのデータのまま、添付申請が可能です。
◆e-Govの場合◆
添付ファイルを提出する際は、以下の手順が必須です。
①添付ファイルを添付する際、「書類名」を記載
②ファイルを選び、添付
③電子証明書の添付
④添付書類を複数添付する場合は、画面を遷移し、①②③の繰り返し
上記④のように添付書類が2つある場合、2回この作業を行うことになります。
私は「雪だるま式」と勝手に命名しています。
e-Gov画面1
◆Charlotte(シャーロット)の場合◆
離職票を申請する画面と同じページに必要な添付書類をすべて添付することが可能です。
Charlotte画面2
+αポイント3
他にCharlotteならではの便利機能として複数被保険者の添付書類を一括で添付できる機能があります。
社員番号に紐付き、フォルダ内の添付書類が自動で添付されるので楽々です。
添付の作業時間がほとんどかからないため、作業効率が向上します。
Charlotte画面3
e-gov電子申請をしていたときと比べて、書類添付の作業時間だけでも50~60%の作業時間が短縮できました。
まとめ
退職理由によっては揃えないといけない添付書類が様々あります。
こんなことを耳にします。「必要な添付書類を色々な所からの収集するのが大変だ……」。
あらかじめ何を添付するべきかを知っておくことで、さらに時間をかけずにムダなく作業効率を上げることができます。
次回は退職理由ごとの離職票の入力方法についてお伝えし、より申請がスムーズなるようご案内します。
「Charlotte(シャーロット)」とは?
「Charlotte」は、人事給与システムのデータを活かし、幅広い電子申請(143手続き)に対応。26の人事給与系システムとの連携実績があり、複数のソフトを介さず1つのシステムで行えるSaaS型クラウドサービスです。
●社会保険、雇用保険、労働保険の電子申請 ●36協定や就業規則変更などの労使手続き ●健康保険組合に向けた手続き ●労務担当者が対応する税申告「e-Tax」、「eLTAX」に関する申告
さらにオプションとの組み合わせで公文書や離職票、支払い決定通知書を従業員に自動で届けるサービスなど、労務DXの実現により労務ご担当者様の業務負担を軽減します。
サービス、費用の詳細やデモンストレーション、無料トライアルなど、当サイトよりお気軽にお問い合わせください。
総務省推進のASPIC「ASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定制度」を取得しています。
認定年月日:2021年2月10日 認定番号:第0245-2102号
デジタル庁 e-Gov最終確認試験合格
デジタル庁の最終確認試験は、民間事業者が開発したソフトウェアを使用してe-Gov電子申請サービスが正常動作確認することを目的としております。民間事業者が開発したソフトウェアの正常動作の確認を目的とするものではありません。
「Charlotte」の開発会社である株式会社ユー・エス・イーは社会保険システム連絡協議会の幹事会社です。
「社会保険システム連絡協議会」とは、総務省行政管理局及び厚生労働省等と、社会保険・労働保険関係手続きの電子申請が可能なソフトウェアを開発・販売・サポートする社会保険システム業界との窓口として、相互の事務連絡、情報交換及び協議等の円滑化を図り、社会保険行政の円滑な執行に資することを目的とした団体です。
「Charlotte」の開発会社である株式会社ユー・エス・イーは税務システム連絡協議会の加盟会社です。
「税務システム連絡協議会」は、税務・会計に関するシステム・ソフトウェアに携わる企業を対象として作られた、税務行政の効率化・省力化とともに納税者の利便性の向上を図り、税務行政のICT化に寄与し、適正な申告納税制度の確立に努めることを目的とした集まりです。1994年に設立され、2022年3月末時点において、税務及び財務関連システムを開発・販売・サポートとする企業33社が加盟しています。
※「Charlotte」は株式会社ユー・エス・イーの登録商標です。(登録商標第5980282号)
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